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 @適切な武装の強化(専門家を派遣)

 A戦闘員となる者の訓練(元天使達が指揮する)

 B防壁の強化と避難経路の確保、非難訓練

 C世界規模の連絡網を作成し、街に住む者全てに知識を共有させる

 D魔の集中攻撃に遭った場合などに、他の街が支援する手段の確保(『転送』が込められた聖石を必要数私が作成)

 E倒した魔を捕らえる手段の確保(『拘束』が込められた聖石を出来るだけ多く、シェルフィアとジュディアが作成)

 Fこれらの進捗を、毎週皇帝ルナリートに提出する事

 Gこれらが完了次第、皇帝ルナリートが街全体に魔除けの結界を張る事(人間は通過出来る結界)

 

 参加者は、決定した内容を所持したノートに記した。

 私は教壇に立ち、決意に満ち溢れた面々を見渡した。そして静寂の中、声を張り上げる。

 

「我々は、正しい未来を切り拓く為に生まれた!約束しよう。来年の今頃には、この星に生きる者が一つの崇高な目的の為に生きている事を!二度と……争いが起こらない事を!」

 

「わぁぁ!」

 今や講堂は、溢れんばかりの人間と元天使に埋め尽くされている。私の声を直に聞く為だ。

「半年後戦いの集結と共に、この星の生まれ変わりを記念して祝杯をあげようではないか!その時は、一人も欠ける事無く出席するようにな」

 私は微笑んだ。皆が拳を力強く突き上げた。

 

「(明日からは忙しい日々が始まるな。)」

 私は教壇を降りて、家族で帰路に就いた。

 

 この日、瞬く星空に真紅の流れ星が直線を描いたのは印象的だった。

 まるで、私達が存ぜぬ領域で何かの前触れを示唆しているかのように……

 


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