私もルナさんを信じてこう言ったんです。
でも魂が離れてしまったから、その場所に私は行かないといけませんね……あなたと一緒に……
「……フィーネ!君は……俺に……本当の『心』をくれたんだ!『心』は温かくて……包み込んでくれる。『心』は溢れ出して……優しさとか……強さとか……大好きな気持ちに変わるんだ!……フィーネが俺を愛してくれているように……俺も君を誰より愛してるよ……『心』から……そして君は……『永遠』を信じてくれているから……俺は、『永遠の心』を信じる!……俺の『心』も……フィーネの『心』も……『永遠』なんだ。信じる心も……愛する心も!……何度死んだって……何度生まれ変わったって失いはしない。『永遠の心』を持って、何処にいても必ず迎えに行くよ……だから……安心しておやすみ」
私がフィーネだった頃に聞いたルナさんとの約束……『永遠の約束』……私は信じて生まれ変わりました。
あなたが……私の魂を救い出してくれたから……魔物の世界で命を懸けて……ありがとうございます。
そして、200年間辛い思いをさせてごめんなさい……
「……『永遠の心』……信じます。あなたと過ごした日々も……愛する心も全部『永遠』に……忘れません。でも、寂しいから……早く迎えに来てくださいね……もし……私が『心』を失いそうになっていたら……『約束の場所』へ連れて行って下さい……行きたかった。あの場所へ」
『永遠の心』……それを大切に抱えて、私はシェルフィアに
なったんです。
私は、フィーネでありシェルフィア、でも、『心』がまだ
不安定……
だからルナさん、連れて行って下さい……
フィーネとしての私の故郷……
ルナさんと初めて会った場所……
そして、何より『永遠の約束』の場所へ……
それで、私の心が一つになって目が覚めたら……
あなたの優しい笑顔で『おはよう』って言って下さいね……